日曜日!折角の休みなんだが雨降りである。ぢ転車漕ぎに出かけたいが、我慢我慢だ。それぢゃあ!ということで、ちょろっとぢ転車の事を書いてみようと思い立った次第である。

先日、パナもん太700C輪行車の後ろリフレクターのレポートを載せた。すると各界から、デモンタに関するたくさんの問い合わせが殺到!対応に大忙ししている。←ウソですよー 問い合わせなんて一件もありません。

ならば!ということで、そのお問合せに応えるべく再度レポートしようと思い立った←勝手にやってるだけ。気が向いたら読んでちょ!

昔から"輪行車"という言葉が好きだ。懐かしく、旅情をかきたてる。して、あたしンちの輪行車(輪行可能なぢ転車)は5台!輪行方法は4つだ。

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↑①NortonチューブラーとBianchi 26HEパスハンは前輪後輪を外しての三枚下ろし!

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↑②Norton 650Aはフォーク抜き!まぁ基本でしょう。コンパクトになるのが好き!

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↑③カーブSL16㌅お手軽輪行車は折りたたみ!30秒で袋詰めできる。超っ早やだ!

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↑そして今回のお題!
④パナもん太700C輪行車のデモンタ方式!である。最初袋に入んなくて難儀した。

①に関しては、以前から一番行われている方法ではないだろうか?元々は競輪選手の移動手段として始まった輪行!←と、聞いているが・・・あたしが初めてロードレーサーを手に入れた82年頃←Nortonチューブラーはこの頃からのお付き合い。既にこの三枚おろしは一般的な輪行だった。泥除けのないぢ転車はこの方法がベストだ。

因みにBianchi 26HEパスハンにはちっちゃこい泥除けを装備してある。でも、この三枚おろしでも全く問題なしである。

②のフォーク抜き輪行!ヘッド抜き輪行という方もおられるかと。あたし的には前者だが、同じ輪行方法である? とにかくコンパクトに収まるのが好き!昭和の時代、輪行と言えばこのフォーク(ヘッド)抜きが代表格だった。しかしながら、ランドナー、スポルティーフといった、泥除け付きぢ転車の衰退に伴い、いまや絶滅危惧種!後ろ泥除けの処理が意見の分かれるところ。つまりは分割するのか、全部外すのかである。あたしは分割→全部→分割の変遷でいまに至る。

あとひとつ地味ぃ〜に意見が分かれるのは、フレームをどの向きに収納するかかな?つまり、トップチューブを下にして両輪で支えるのか、サドルとリアエンドを下にして両輪で支えるか?だ。ダウンチューブを下にする方いますかぁ?チェーンスティ下のひとはいねえだろうなぁ?コレも好みかなぁ?変速機の破損が怖い!という意見もあるが、あたしはサドル&リアエンド派である。何れにしても注意しなければならないのは、ホイール外したあとのエンドの保護だろう。

③・・・まぁ折りたたみなんでねー 誰にでも簡単にできます。と言っちゃあ元も子もない!折りたたみぢ転車を馬鹿にしちゃいけない!ということである。設計段階ですご〜く揉まれている。コレはブロンプトンやBD-1のオーナーさんも感じておられるだろう。パーツ交換したり、後付けでなんか付けると、干渉して折り畳めなくなることがままある。

あたしのカーブSL16㌅お手軽輪行車の場合!ハンドル高さ、角度がクイックで調整できる。しかしながら折りたたむ時は規定の高さにしないときちんと収まらない。ハンドルにオーストリッチODSアダプターと、箕浦のスマホホルダーを付けてあるが、試行錯誤して地面スレスレで擦らないようにしてある。

ただ、この地面スレスレ!ある前提条件が必要だ。その前提条件とは? シートピラーをギリギリまで下げることだ。ダホンのシートピラーは、下げるとBB下に突き抜ける。その突き抜けたシートピラーと両輪の三点支持で折りたたみ時に「立つ」仕組みだ。で、シートピラーの下げが中途半端だと、三点支持が上手くいかず、地面スレスレのバランスが崩れてしまう。そもそも上手く立たない。立たないオトコは嫌われる・・・

リクセンカウル コントアというサドルバック!を使っている。シートピラーにアダプターを付けるヤツだ。アダプターを付けるとシートピラーが下まで下がらない。そうすると上手く立たないし、地面スレスレの法則が崩れてしまう・・・可能な限りアダプターを上に付けて地面スレスレを実現した。よっしゃ(^^)

ところがである。今度はコントアの下部が後輪に干渉して、アダプター位置までピラーを下げられないのだ。ウーン!デリケートやなぁ〜 バック外せば問題解決なんだが、できたら装着したままで袋詰めしたい。

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↑で、どうしたかというと、コントアを新調することにした。手持ちのコントアより、上に跳ねた形状のコントアがあった。これでようやくギリギリを狙い、結果30秒袋詰めを実現させた。しかもちゃんと、男らしく立つ!

④めちゃくちゃ回り道したが、今回のお題は、デモンタ方式である。はっきり言おう!デモンタ方式は早い!早いおとこは嫌われるが、袋詰めは早いに越したことはない。10分でお釣りがくる。但し、慣れと前提条件がある。それ等を解説しよう。

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↑駅に到着したら先ずはインナー&トップにギアを入れる。

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↑軍手をはめる

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↑前後変速ワイヤーを分割する。

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IMG_20220403_123250↑↑後ろブレーキのワイヤーを外して、前半身側に絡める。

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↑ペダルを外す。Ezyシステムだから工具要らず。

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↑左クランクとシートチューブをストラップで留める。

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↑輪行袋を広げる。

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↑5㍉アーレンキーを使い、フレームを分割する。

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↑後半身を右上にして、輪行袋の上に横たえるように置く。

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↑前半身右側を後半身と合わせて固定。

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↑前後輪ハブを蝶ネジで締める。

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↑前半身のダウンチューブ下に左手の軍手を被せる。そして後半身のシートピンの位置にストラップで固定。

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↑前後輪を二箇所で縛る。

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↑前後輪、右クランクの三点支持で立たせる。

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↑前半身のトップチューブ先端に右手の軍手を被せる。

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↑6㍉アーレンキーを使い、ハンドルステムを右側に90度切る。

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↑ペダルやら工具を収納

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↑後半身がオーストリッチのマーク側にくるようにして収納する。因みに反対側だと入らない!ファスナーを締めて、ストラップの長さ調整をする。

そして担ぐ!

以上である。ここまでで凡そ10分弱!

それと、輪行作業は美しくなければならない。工具やら、部品やらを散らかして作業してはならない。コレはあたしが心情とするところ。ところが最初の頃は四苦八苦した。とっ散らかして1時間くらい掛かった。というか、1時間たっても入れられなかった。デモンタ買ったことを後悔もした。

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↑因みに写真の状態(フロント、パニアバック付けたまま)で袋詰め可能だ。

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↑収納した状態。フロントバッグは付けたままでも収納できるが、別持ちの方が便利なんで、ファスナーを閉める直前に取り外す。最初に取り外さないことにより、ドラ猫に持っていかれることもない。
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↑ウイングナット大好きおぢさんのあたしは、当初このデモンタのハブをウイングナットにした。先ずはコレが失敗の元だ。分解はすんなりいくのだが、とにかく袋に入んないのだ。

前後のハブを直列に連結する必要がある。だいぶ前に、rikoパパさんが、自作の連結金具のレポートをされていた。器用なパパさんにとっては簡単な作業だろうが、あたしには絶対無理だ!

次にナニ銀さんのHPに掲載のあった連結金具!コレも候補にあがったが。

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↑結局採用したのは、加茂屋さんのジョイントシステムだ。どうやらモールトン用らしい。クイックレバーのロックナット×2個、連結用パイプ、ローレットネジとスプリング×2個のセットで7000円弱!財布は痛んだが、使い勝手はサイコーである。普段は前輪に装着しており、ライトホルダーにもなる。ローレットネジは蝶ネジに入れ替えた。

デモンタの前機は、トップノーマルのワイヤー押しが良い!て言われているが、いま時、トップノーマルもワイヤー押しも絶滅危惧種だ。いわゆるサンツアーSL、スパート、コンペV辺りかな。理由は簡単。ワイヤーがフリーになった時、チェーンがアウターにあるほうが、剥き出しのリングの歯によるダメージがないということ。アウター押しだと、ワイヤーが暴れないというのが理由だ。

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↑コレに関してはサンツアー  コンペVを用意したが、いまだに温存してある。

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↑採用したのはサンツアー 7。ローノーマルのワイヤー押しだ。地べたとは右クランクで支えるので、チェーンリングが直接地面に触れることはない。だからローノーマルでも問題なし。

ペダルは三ヶ島さんのEzyシステムに変えてから、スムーズに脱着できるようになった。正解である。但し、あんまりグレードの高いペダルではなさそう。性能は申し分ないが、デザインが気に入らん?

必要ないのに、前輪のブレーキを解放していた。それもつい最近までだ。フォーク抜き輪行の癖だろうが、はっきり言って馬鹿であった。もちろんいまは触りもしない。

対して、後輪用ブレーキは解放する必要がある。オリヂナルはDC-510 その後Mafac レーサー、同コンペ、そしてユニバーサルMod.61に落ち着いた。Mod.61のアーチワイヤーは両タイコなんで、千鳥から外れると紛失しやすい。アウター受けも割りのあるものに変更し、潔くアーチワイヤー、チドリ含めて一体で取り外せるようにした。後ブレーキを解放すると、大概ブレーキレバー側のタイコが外れる。

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↑レバーに割りは無い方が使い勝手はいいだろう。コレは今後の課題!

先日堂平山に行った際、Tさんのデモンタを拝見した。フレームの分割はクイック仕様だった。工具を使わずに分割できるのはいいなぁ〜

そしてWレバーはシートチューブ上端にあった。この位置ならワイヤーを分割する必要がない。そもそもトップノーマルやら、ワイヤー押しなんてのを語る必要もない。操作性はどうなんだろう?と、エア体験してみたが、何の問題もない。ただ、ちん○こ弄ってるみたいで、街中での変速は恥ずかしいかも(^^;; この辺りは今度ご一緒した時に聞いてみよう。

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↑ハンドルステムには備忘録!うえから①みぎおり ②うしろまーく と書いてある。①は収納時ハンドルを右に折ること。②は後半身をオーストリッチのマークのある方に向ける、という意味だ。

組み立てる時はほぼこの逆である。袋を解いたらまずはフロントバッグを付けて、ハンドルを元に戻す。ハンドルを元に戻すことにより、作業効率が抜群にあがる。

ハブジョイントとストラップの解放は、寝かせてやった方が絶対に楽だ。

てなわけで、まだまだ改良点はあるが、まぁこんな感じだ←どんな感じなんだ?

フレームのクイック化、Wレバーの移設は取り敢えず置いといて、取り急ぎブレーキレバーの割りの埋め立て工事は行うことにしよう。

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↑小降りになったんで、近くのドラッグストアまで買い物!ついでにちょろっとポタリング!使用機材はパナソニック レ・マイヨW20WO

因みに新たな情報が入った。「ロードは前後輪外しての三枚おろし輪行が一般的で、一番行われている」ようなことを書いたが、実はそうではないらしい。最近のローディーは後輪外さないんだそうだ。前輪だけ外して、縛ってお終い。だからあんなに大きくなっちゃうんだ。しかもサドル出てるし!