うみ大好きおぢさんのあたし。ただ、ヤマも好きだ。こう見えても?高校ぢ代は登山部だった。ヤマに入ってはカレーばかりこしらえてた。だから?定期的にヤマ分を補給する必要がある。てなわけでヤマに行ってきた。

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↑ヤマに行く相棒と言えばこの方、大学サイクリング同好会のQ先輩である。あたしが1年生の時にQさんは4年生だった。来年正月には還暦を迎える。当時は雲の上の方だったが、気さくな性格な上、昭和 平成 令和と40年近くお付き合い頂いている。基本顔出しOKとのことなんで、今回も遠慮なく素顔を晒していただくことにする(^^)

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↑金沢八景駅5時16分発の始発特急でスタート。お天気は良い! オーストリッチの輪行袋の中身はパナもん太700C! デモンタの2枚おろし輪行が不得手だったんで、ぢ前に稽古してきた。それでも余裕を持って4時30分には分解を開始したが、4時45分には袋詰め完了してしまった。10分では足りないが、15分あればお釣りが来る。あたしも成長したものだ。予定の電車までぢ間があるので、輪行袋を置いて近くのコンビニへ。モーニングコーヒーを楽しみ、パナもん太700Cのところに戻ったところでダホンの青年が到着。彼もこれから輪行だ。ちょろっと話をしてあたしは改札をくぐる。

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↑ホーム一番後ろ側で電車を待つ。横浜まで京急特急、相鉄線に乗り換え海老名へ、そこから小田急で秦野駅7時にQさんと待ち合わせ予定。

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↑秦野駅から水無川沿いに遡上し、少しずつ標高を稼ぐ。このルートは何度目だろう? 少なくとも前回来た時、正面の第二東名橋脚はなかった。ヤマもだんだんと様変わりしてきている。その下の赤い橋を渡るといよいよ上り坂だ。ここで息を整えてギアを落とす。

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↑三廻部(みくるべ)林道南面 路面はカラカラに乾いている。ほぼ無風状態の息苦しい上り坂だ。ただそれほど傾斜はキツクない。パナもん太700Cの本日のギア設定は48×32 15ー28 アキューシフト10段変速だ。フリーホイールを普段の14ー24から山路仕様に換装してきた。対するQさんのプジョーPS10は50×40 後ローは24と聞いている。

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↑上秦野林道との分岐。

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↑左から登ってきた。三廻部林道は右側へ回り込むように更に登る。写真背中側が上秦野林道だ。


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 ↑三廻部(みくるべ)という響きは何とも風情がある。これから向かう寄・方面「やどりき」と発音する。知らないとまず読めない。元々は、村の寄り合いが木の下で行われていた。寄木(やどりぎ)からきている。この寄という地名。案外と広範囲に及ぶため、地図を見るとあちこちに寄、寄、寄・・・・と文字が並ぶ。因みにこの地区は湘南ナンバーだ。

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↑山深いせいか水が豊富だ。あちこちから清水が流れ落ちてくる。顔を洗い、喉を潤すとげんき百倍アンパンマン。

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↑北側斜面は路面はそこそこのウエット状態 鋭く削れたガレが散乱しており、下り坂で前輪がヒットしてパンク!いわゆるリム打ち状態。チューブ交換で対応。

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↑パンクしないように慎重に下る。濡れた路面が気ちいいぜ!

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↑そして、やどりき大橋 ここから秦野峠林道に入り、秦野峠への登攀がはじまるのだ。ヤマの緑の中にこの軽薄な赤色が映える。ばえる?エポックメイキング!アヴァンギャルド!革命的!萌え萌えだ!!!




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↑だから、橋とツーショット! お見苦しいかとは思うが・・・

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↑秦野峠林道の登りにかかってからまたパンク!  今度は後輪だ。小さな棘が刺さったようなスローパンク。気が付いたら抜けていた。替えチューブはもう無いのでパッチを貼る。さっき交換したチューブのパッチ貼りはQさんに任せした。二人してパッチ貼り。職人Qさんのパッチ貼りはものすごく丁寧。下地作りのヤスリかけと接着後の圧着に時間を費やす。先週はチューブラーをパンクさせたんで、8月になって3回目のパンクである。パッチ貼りを終え更に登る。ガードレールの下はものすごく深い谷底になっており、下の方から水の音が聞こえる。が、見えない。この先は九十九折りの急登か・・・・・

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↑ところがどっこいぎっちょんちょん! 菰吊沢(こもつるしさわ)まで登ったところで残念ながら引き返すことになった。秦野峠までは、やどりき大橋から半分くらいきたところだ。

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↑菰吊橋の向こうは工事中! 作業員の方にお伺いをたてたが、残念ながら許可が出なかった。重機が動いていて危険だということだ。残念!!! 橋の上部はコンクリート製のなんの変哲もない橋だが・・・

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↑欄干から下を覗くと・・・赤色のトラスが! さらにその下には深い谷とせせらぎ!

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↑注意 熊出没! 丹沢山系でよく見かける注意看板だ。

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↑因みにコレは熊ではない。念のため。 うーん! 先に進みたかったぜ! 

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↑橋の下には赤いトラス

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↑ここで、QさんのプジョーPS10を紹介!! 前三角とFフォークがレイノルズ531 マンガンモリブデン鋼だ。憧れの鋼材で、あたしには手が出なかった。

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↑駆動部はストロングライト99&ユーレーアルビー

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↑サンプレエンドにユーレーアルビーを装着 ルクゾールのテールライトを装備! マニアックだ。 ハブは後ろがジュラエース 前はスズエ この辺りは国産パーツがちらほら。

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↑ギミックな動きをするCLBのセンタープルブレーキ

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↑いずれにしてもココから引き返さねばならない。名残惜しいがおもい腰を上げることにする。
 
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↑再びのやどりき大橋

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↑中津川に沿って真っ直ぐな坂道!以前にここを登ってきたことがあるが、だらだら坂で結構キツかった。今日は豪快な坂道を田代まで下る。気持ちいい!! でも暑いぜ!!

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↑てなわけで水浴びだ!! 基本上流に民家はないので水はきれい。あたしはうみもヤマも好きだが、川も好きだ。思いがけず川分も補給できた。ありがたいことだ。

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↑むっちゃクチャ気持ちいい!! ビール飲みてー

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↑Qさん 川上からすすんません

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↑こちらが上流 

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↑いつまでも水浴びしてもいられないので、再び漕ぎだす。田代で中津川を渡り、茶畑のなか虫沢古道の登攀に入る。展望の利く場所から田代集落を望む。茶畑の間をちんたら漕いでいたら、ぢ元のお父さんに声をかけられた。「暑いのに大変だなー」みたいなことだったと思うが、こちらは遊びなんで!偉そうなことは言えない。

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↑尺里峠まで一気に登り木陰の気持ちいいぢ道にはいる。ちなみに尺里←ひさり と読む。これも知らないと読めないか? 丹沢山系、難解な読みの地名が点在する。メジャーなところでは「名古木」・・・こちらは、ながぬき

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↑高松分校 正式名称は山北町立川村小学校旧高松分校だ。写真撮ろうとしたらパナもん太がこけた。誰もいない。何回来てもここは良いね。

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↑校舎を背にして校庭を写す。

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↑この木造校舎には萌える。昭和チックなレトロ感を醸し出してるが、実は平成22年まで現役だった。

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↑校舎脇にはこんな可憐な花が咲いている。 

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↑高松から再び豪快に下る。と、こんな人口構造物が!! なんじゃこりゃ? 

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↑先行するQさん

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↑旧余部橋梁かとおもった。間違いなく前回来た時にはなかった。

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↑こんな山ん中に何をこしらえてるかというと・・・・・

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↑ここにも第二東名が通るらしい。なかなか興醒めだ。この後松田駅前の中華丸嶋さんで昼飯を食らう。お勧めの餃子ラーメンはボリュームがあって美味かった。汗ボタボタ垂らしながら、はーふー言いながら食った。写真撮りたかったが、お店にスマホの充電頼んでたんでできず。

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↑ぽんぽこりんのお腹をかかえて酒匂川を渡る。 ここをわたるんかい!!

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↑まずはQさんが渡る。

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↑・・・・・・・・

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↑なかなか軽快な脚運び。

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↑続いてあたしが渡る。Qさん写真お借りします。

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↑肩にずっしり

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↑無事にわたりきる

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↑今日はヤマだけぢゃなく川も満喫できた。汗かいた体には水面をわたる風が心地いい。基本なつが好き。スーツ着て、革靴履いての夏は厳しいが、麦わら帽子とビーサンだったらウエルカムだ!! 

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↑おつかれさまでした。

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↑酒匂川に沿って下るとこんな瓢箪畑が。でっかいのからちっこいのまで様々だ。

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↑ひょうたん池というらしい。田圃の真ん中にいきなり現れる。関東の富士見百景とある。奥の堤防の向こうが酒匂川だ。堤防上の路は良い感じの追い風で軽快だった。こんな路ならずっと漕いでいたい。

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↑こんなかんじの田園地帯が堤防沿いに続く。いま少し堤防を下り、鈴廣さんの工場を左手に県道717に入る。もう少し走りたい気分ではあるが、無理せず帰りは輪行とする。

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↑Qさんは辻堂のぢ宅までぢ走!あたしは国府津から電車のひとになる。因みに国府津←こうづ である。ココでの袋詰めも10分ちょいで完了した。デモンタはやっぱ早い!! モノの本によると、2枚おろしにして、更に前輪 ハンドル サドルを外すとある。そうすると確かにコンパクトに纏まる。しかし、それならば慣れたフォーク抜き輪行の方が良い! デモンタのメリットがないではないか?3枚おろしが定番の輪行を2枚おろしだけで済ませられるのがデモンタの良いところだ。

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↑国府津は御殿場線の始発駅。両わきが東海道線、真ん中が御殿場線、ちなみに御殿場線はJR東海だ。

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↑大船まで東海道線、横須賀線に乗り換えて逗子まで輪行。逗子駅前で組み立てて池子を越えてぢ宅到着! 帰り着いたのは17時過ぎ。朝4時過ぎに出掛けたんで12時間以上楽しい時間を過ごした。ヤマ分も充分補給完了。ぽんぽこりんである。もちろんビール買って帰った。今日はだいすきなサッポロ・ラガーだ(^^)